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2009-01-25(Sun)

スウェーデンの障害者集団 終回

日本とスウェーデンでは自然観が違うと思われます。それから命の価値も違うのでしょう。日本には姥捨て、間引きの歴史がありますがスウェーデンにはなく、逆に人の命を高く評価する。日本では障害者を尊重しなくても健常者の代わりが幾らもいる訳です。

障害者に予算をかけて生かす、つまり税金のかかる人材から税金を生み出す人材へ、障害者を変えて行くシステムをスウェーデンでは作った。日本では有能な人材は一握りでいい、後は機械の手助けをする人を作ればいい。

フォード工場でいくら自動車を作る作業をしても、自宅で自分用の車は作れません。作る力は工場に蓄積するので、社員個人の力にはなりません。チャップリンは人間性に欠ける仕事の内容を、映画モダンタイムスで見破った訳です。

私の友人は、セールスが取ってきた注文をパソコンに打ちこむ作業をしました、だから友人には、私のような作文力はついていません。ただ使えなくなった両手が残った。親か兄弟から小遣いを貰って毎日をウツウツと過ごすように見えました。それは、
「働いていないということは辛いことだからね」そう言った男、レンデルの言葉とも対応します。

日本人にとって仕事とは何か、人間性とは何か。直接の答えはありません。ただトヨタがスウェーデンのサムハルを視察に来た事がヒントになります……ある人が、外部からトヨタ工場に視察に行って、すっかり参って帰って来ます。その人、ホンダの車に乗ってますがね。

私ではありません。そういう人は多いのです。またトヨタは広く、そういう工場視察を募るようです。で聞く所によればトヨタの秘密とは、ネジをつける場所とそのネジを入れた容器、そのドライバーを置く場所の3つを近くに集中させる。すると合理的な一番早い動きで作業が成立するそうです。

フォード工場と同じとは言いませんが、より完成されたフォードシステムと言える訳で、日本はアメリカに一番近い国ではないでしょうか? だからサムハルを見たトヨタの有村さんは、結局サムハルとスウェーデンに驚くのです。こう言われます。
「あなたはスウェーデン語が話せませんよね。ここでは、あなたが障害者なんですよ」

それは深い意味も何もない、ただの会話ですが、障害者という言葉が自分を指している事に驚くのです。これに私流の解釈を加えると、人は健常者に生まれて来る訳ではありません。だって介護の必要な赤ちゃんや子供は、障害者ではありませんか?

むろん介護の必要な老人も障害者と同じです。人は障害者として生まれ、障害者として死ぬのです。その間の短い間を健常者と呼ぶに過ぎません。もう少し言いますと、パソコンを習うと判るのですが、大抵は若い女性のインストラクターに教わるんですよ。

水泳教室もそうです。私の肩書きは社長であるとか、大学はどこの仏文学部を出たとか、プールでは意味がないのです。パソコンもケータイも使えなければ障害者だし、プールに行って泳げないのも障害者なのです。日本のオジサンとオジイサンは、私も含めて、
「そんな事があるもんか」ト、そっくり返っていただけです。

トヨタの有村さんは障害者が、普通に仕事し普通に街にいる様に愕然とします。オジサンやオジイサンが、そっくり返ってはいない。その意識の差に歴史を感じるのです。

私は思います。子供を切り老人を切り障害者を切って来たのは人だろうか。個人より家、家より会社、会社より社会……いえ一部分の一握りを大事にすれば、個であり大多数がおろそかになる。この状況が問題になる、いや、もうなっているのではないかト。

日経ビジネスの連載はいったん終わり形を変えて継続されるそうです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090119/183071/
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